2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

想像力の暴力的なまでの力

文治の文章を受けて、まず一つ謝らなければならないことがあります。 現代のもの、と僕は書きましたが、この「もの」という単語は、前文の「文学」を受けたものであります。訂正するならば、 「文学的な再発見、または現代の文学を残していける力」 と、なる…

整理整頓

陸条(http://d.hatena.ne.jp/joe_kuga/20091216)文治(http://d.hatena.ne.jp/society777/20091218)と来て僕の番である。詳細は彼らの書いた同タイトルの文章を参照されたい。「なぜ文学を選んだのか?」裏を話すと、この問いにしようとしたのは僕だ。ま…

壁―成体としての「ぼく」―安部公房『壁-S・カルマ氏の犯罪』

「犯罪」とはストーリーの中では、「ぼく」がスペインの荒野を写した写真を吸収してしまったことをさす。しかし名前を盗まれ「ぼく」または「彼」と語られているであろう「S・カルマ氏の犯罪」はすべての犯罪をさす。カルマとは語られている通り、サンスク…

先日のTwitterでのまとめ『ライ麦畑でつかまえて』に呪われた男編

先日寝る前になにかつぶやこうと思ったのがことの始まりだ。なぜつぶやこうと思ったのか、それは友人が雑誌を作るとのことで幾分活動的になっていたことに主な原因があるともう。その日は僕もこのはてダを立ち上げ、twitterのフォローしている人をkugaに増や…